“阪神二塁手・上本”に西岡のトレーナーが「待った!」

2015年02月24日 16時00分

守備練習に励む西岡

 阪神・西岡剛内野手(30)が二塁手争いで苦戦している。今オープン戦では昨年、正二塁手の座に就いた選手会長・上本博紀内野手(28)が攻守にわたって好調を維持。早くもチーム内外から「勝者は上本」の声も強まっているほどだが、これに“ちょっと待った!”が、かかった。声の主は、あの元巨人・清原和博氏(47)も師事し、現在は西岡の個人トレーナーを務めるケビン山崎氏(63)だ。

 

 西岡VS上本の二塁手バトルについて、和田監督は「結論は出ていない。(2人とも)高いレベルで争っているからチームとして勝てる方法を考える」と話す。だが、周囲は、今オープン戦で上本が西岡以上に結果を出していることから「上本二塁」を本命視。「二塁で勝負したい。ダメなら控えでもいい」とタンカを切った西岡にとっては、苦しい戦いとなっているが、これに“待った!”をかけたのが、昨年から個人トレーナーとして西岡の肉体改造に協力しているケビン山崎氏だ。

 

「まだ(二塁は)上本君とは決まってないでしょ? 僕は彼(西岡)が勝てると思ってやってますよ。1年通じてやれる肉体の改造はしっかり自分を追い込んでやれている。ハワイの自主トレで相当飛ばしたのでキャンプは少し落とさないとケガが…と心配してましたが、若手に負けない練習量を維持できている。期待できますよ」。西岡の“逆転”に太鼓判を押したのだ。

 

 ケビン山崎氏といえばあの元巨人・清原氏が師事したことで一躍有名になったご仁。清原氏の場合、ケビン山崎氏と極端な肉体改造に着手してプロレスラーのような体つきに変身…。結果が伴わなかったこともあって“失敗”したともいわれたが、その後は大相撲の把瑠都、千代大海などで“成功”を収めている。今でも語り継がれる「卵は白身だけ、鶏肉はささみ、牛肉は赤身だけ」といった食事療法も清原氏の時と同様に西岡にも課しているという。

 

「清原君の時は、その食事療法も話題先行になりましたが、今では多くのアスリートが行って結果も出してます」と話したケビン山崎氏は西岡について、こう付け加えた。「皆、彼にはいろんな印象はあるでしょうが、僕が見てきたアスリートの中でも一、二番のまじめさ。特に今年、彼はチャレンジする気持ちでやっている。これは大きいですよ。今まではレギュラーで受け身の意識があったと思うが、今回はダメなら解雇もある、と相当の決意で臨んでますよ」

 

 チーム内外で「勝者は上本」の声が強まっている中、ケビン山崎氏の見立て通り、西岡は“逆転”できるか。「死に物狂いでやっている。とにかく結果を見てください。今の自分にはこれしか言えない」と悲壮感いっぱいの西岡の“巻き返し”に注目だ。