得津氏が指摘「堂上活躍したら落合GMの責任問題に」

2015年02月25日 11時00分

支配下登録会見に臨んだ堂上

 中日を戦力外となり、巨人に育成選手として入団した堂上剛裕外野手(29)が23日、支配下選手として契約を結んだ。年俸は推定1500万円で背番号は91。「新しく巨人の力になれるように頑張っていきたい」と抱負を語った堂上は「対戦できる時には、中日時代より成長した姿を見せたい」と古巣への対抗心をにじませたが、本紙評論家の得津高宏氏は「堂上の活躍次第では、落合の責任問題となる」と、中日・落合博満GMの立場が危うくなると指摘した。

 

 移籍した選手が新天地で能力を開花させる例は過去にも多いが…。

 

「最近の中日はとにかく若手が育っていない。堂上にもクビになったのにはそれなりの理由があるのでしょうが、そんな状況下で堂上や同じように巨人に拾われた吉川など、クビを切った選手にライバル球団ですぐ活躍されたら『中日は何をやっていたんだ』ということになる。直接の責任は二軍の首脳陣にあるとはいえ、総責任者は落合です。本社の信用を失うことになるのは避けられません」(得津氏)

 

 では、どうして中日は若手が育たないのか。得津氏は中日の北谷キャンプを視察した際、ある中日OBとこんな話をしたという。

 

「そのOBによると『今の中日はベテラン連中の記録のために試合をやっている。だから若手が育たない』と言うんです。確かに山本昌に和田、岩瀬、谷繁ら、記録のかかっているベテランが多い。もちろん記録も大事ですが、それをいちいち気にしていたらチームの若返りは遅くなる一方です。谷繁も自分より年上の選手には遠慮もある。やはりここは落合が思い切ったことをしないと、中日の低迷期は長く続くことになると思います」

 

 堂上が巨人で活躍できるかどうかは、中日にも影響がありそうだ。