プロ3年目で初の開幕投手に指名された日本ハム・大谷翔平投手(20)が21日、24日の紅白戦(名護)登板に向け65球のブルペン調整。セットポジションをメーンにクイックスローを入念にチェックした。

 その約2時間後には、楽天とのオープン戦に「5番・DH」で先発出場。打者として3・27開幕戦の相手を“偵察”した。

 打撃の方は横山、加藤、上園、青山というタイプの違う4右腕から右飛、空振り三振、二ゴロ、中前打と4打数1安打だったが、投手目線ではベンチから新戦力を中心に観察。「松井(稼頭央)さんも後藤さんもいないので打線に関しては分からないですけど、(2人の)外国人の雰囲気とかは見られた」と収穫を語った。

 一方で「相手も大事ですけど、一番は自分。相手を気にしていても仕方ないですし、まずは自分のできることをしっかりやる」と、チームを背負って立つ一番手投手としてのプライドをのぞかせた。