阪神“首切りサバイバル”本格化

2012年09月07日 18時00分

 優勝が完全消滅した阪神で“首切りサバイバル”が本格化しそうだ。上本、歳内といった若虎が結果を残し、今後はさらに来季を見据えた若手の起用が増えることになるが、一方でもう1つの“熱い戦い”が始まっている。

 ある球団関係者はこう話す。「残り試合も少なくなってテーマになるのが“誰を切って誰を残すか”の最終チェック。今年は特に厳しくなる」

 今オフ、阪神は「血の入れ替え」を旗印に大規模なリストラを行う予定で、20人近くの選手が去ることになりそう。その対象はベテランばかりでなく、中堅選手に及ぶ。残り26試合(3日現在)で若手を抜てきしつつ、30歳前後の“妙齢”の選手も起用し、整理リストに誰を入れていくか見極めていくというのだ。

 現在、その年代に差し掛かっている選手が何人か一軍にいるが、昇格時に他球団関係者が「なんで今?」「今年で終わりと思ってたのになぜ? (自由契約後に)興味があったのに」と首をかしげていたのは、そうした理由があった。今後はさらに中堅選手が昇格し、最終テストされることになりそうだ。日本人のみならず、外国人勢も対象になると見られる。

 二軍でくすぶる“適齢期”の選手らはまさに戦々恐々で、ある選手は「この時期はいつも怖いけど、今年は余計ですよ。一軍に呼ばれないと意味がないけど、呼ばれたら呼ばれたでその意味は分かっている。呼ばれたいけど呼ばれたくない」と複雑な思いを口にする。

 残り試合の少なくなってきた甲子園で、まさに“人生をかけた戦い”が行われる。