宇野勝氏「2年目・西浦は中距離砲として率残せる」

2015年02月21日 11時00分

イケメン・西浦がヤクルトのレギュラー遊撃手の座をつかむ!?

【宇野勝の大予言 今年ブレークするのは…(ヤクルトの巻)】

 

 プロ野球の春季キャンプも“終盤戦”。一、二軍当落線上の選手はアピール合戦を繰り広げている。もちろん、その中には球界の将来を担う逸材もいるはず。そこでキャンプ特別企画「宇野勝の大予言 今年ブレークするのは…」。本紙評論家の宇野氏が各球団の原石探しに動いた。第1回は「ヤクルトの巻」だ。

 

 今回の私のキャンプ地訪問の使命は将来の球界を背負って立つであろう原石探し。スターがいなければプロ野球界は盛り上がらない。やりがいのある企画だ。まずは真中新監督率いるヤクルトの浦添キャンプをチェックした。目を引いたのはプロ2年目の西浦直亨内野手(23)だ。

 

 本塁打をボンボン打つタイプではないが、チョコチョコ打つタイプでもない。大きく足を上げ、バットスイングはスムーズ。手首が強いから大きいのも打てる。中距離砲として率を残せると思う。守備も悪くない。スローイングも素直そうだ。杉村チーフ打撃コーチによれば遊撃は日本ハムからFAで入団した大引、谷内、森岡、西浦の4人に絞られているという。普通に考えれば1番手は大引となるのだろうが、西浦にもチャンスがあると見る。

 

 私は見た目の雰囲気も大事だと思うが、西浦にはそれもある。例えばウエーティングサークルの中での立ち居振る舞い。スイングをしたり、ワッグルをしたりと、そのちょっとしたしぐさが実に格好いい。プロ野球に入って随分やせたと聞くが、おそらくプロの厳しい練習で鍛えたことで余計な肉がそげ落ちて芯が入ったのだろう。これからパワーがつけば、打撃はさらに良くなる。

 

 西浦は昨季、史上初の開幕戦初打席初球本塁打を放つ衝撃デビューを飾った。プロ野球界では初打席に本塁打を放った選手は大成しないというジンクスがあるし、確かにその1本だけで終わってしまった選手も少なくない。でも、中には前中日監督の高木守道さん、昨季で日本ハムを引退した稲葉、元巨人、横浜の駒田と2000安打を放ち、名球会入りした名選手もいる。西浦にも、その可能性がある。オフには「さすがはウーやん」と言ってもらえるような成績を今年の西浦は残すはずだ。 (本紙評論家)