ソフトB・武田 侍で猛アピール開幕ローテ争い勝ち抜く

2015年02月17日 11時00分

侍ジャパンのメンバーに選出された(前列左)から松田、今宮、(後列左)から柳田、武田

 ソフトバンク・武田が16日、侍ジャパンの欧州代表戦(3月10、11日=東京ドーム)メンバーに選ばれた。代表戦が行われる日程は開幕を控え、アピールが必要な武田にとっては大事な時期。日本ハム・大谷や楽天・則本の選出が見送られたように、開幕を目指す先発投手にとって、チームから一時離脱するリスクは小さくない。それでも21歳の若鷹は国際試合で猛アピールし、ホークスの開幕ローテ争いを勝ち抜くつもりだ。

 

 この日、宮崎キャンプの練習終了後に発表された侍ジャパンの欧州代表戦メンバー。ソフトバンクからは広島と並んで最多の4人が選出され、野手陣から松田、今宮、柳田、投手陣からは唯一、武田が名を連ねた。シ烈な開幕ローテ争いを戦っている右腕にとってハクがつく代表入りだ。武田は昨秋の日米野球に続いての選出に「若手中心ですけど、また選んでもらってうれしいです」と率直な感想を語った。

 

 現在、武田はチーム内で先発枠を10人以上で争うサバイバルレースに挑んでいる。摂津、松坂、大隣に加わって開幕投手候補に挙がる期待の右腕だが、置かれている状況に危機感を持っている。武田は12日に行われた初の紅白戦で2回2失点とピリッとせず、好印象を残せなかった。「いま争ってる若手の中では、一番落とされる可能性が高い。結果重視で選ぶとなったら一番ダメだったからです」と語る。

 

 現在の調子は「不調の波でいえば、底を少し抜けたくらい」。ただ、開幕を見据えれば決して悪くない兆候だと考えている。「調子は1回必ず落ちる。あとはここから開幕まで上がっていくだけですから」とサラリ。今日17日は2度目の紅白戦登板となる。現時点での状態は決してよくないが「結果を意識して投げます」と力強く語った。 今回の代表選出は大きな喜びである一方、開幕ローテ入りをアピールしなければならない重要な時期にチームを離れることになる。それでも右腕は「調整などは問題ないですし、侍のほうで頑張ってきます。向こうでもアピールできるように」とチャンスと捉えている。さらに「このチームは異常なくらい競争が激しいのは分かっているが、代表に選ばれてローテから漏れるということにならないよう、責任感を持って頑張ります」と、日の丸を背負うゆえのプレッシャーも力に変える。

 

 侍戦士として絶対に負けられない戦いが、武田を待っている。