ソフトバンクの4番は柳田だ!得津氏が提案

2015年02月14日 16時00分

柳田(左)の4番構想を提案した得津氏(右)

 今季、史上9人目のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)達成を目指すソフトバンクの柳田悠岐外野手(26)の4番構想が熱を帯びている。チームには李大浩内野手(32)の4番継続路線が根強くあるが、得点力に着目して打って走れる柳田を4番に推す声も上がっている。

 

 12日に行われた宮崎春季キャンプ2度目の紅白戦で、柳田はチーム1号となる豪快弾で自慢の打棒を猛アピールした。今オフはバックスピンの利いた打球ときれいな弧を描く打球角度を意識した打撃練習に取り組んでいる。“アーチ量産特訓”の成果を早くも見せつける柳田の今季の打順について、藤井打撃コーチはこう明かした。

 

「いろんなバリエーションを監督も考えている。柳田の4番というのは、その考え方の中にある」

 

 昨季、ソフトバンクの4番は李大浩が全試合務めた。だが打率3割、19本塁打、68打点は「不動の4番」としては物足りない。一方、柳田は2番、4番、8番以外の様々な打順で打率3割1分7厘、15本塁打、70打点と本塁打数以外は李大浩を上回った。もちろん、昨季の成績だけで4番交代論を加速させているわけではない。“柳田派”の本紙評論家・得津高宏氏は次のように解説する。

 

「李大浩を4番に固定した場合、5番に柳田という打順が考えられるが、これでは得点力が落ちる。李大浩が四球や単打などで出塁した後に、柳田が長打を放っても李大浩が三塁で止まれば得点できない。打順が逆なら同様のケースで確実に点が入る」と一例を挙げた。巨体を揺らして走る韓国の大砲の「鈍足」を考えれば合点のいく考察だ。

 

 得津氏は「現時点では工藤監督の中で『4番は李大浩』という考え方の比重は大きい」とした上で「3番は絶対的な存在の内川。4番は柳田。その後ろに李大浩と松田を並べるのが理想的」と、中軸のベストオーダーを提言。4番に柳田が入ることで、クリーンアップを「右左右」で形成できるメリットも生まれる。

 

 日本一連覇を目指すソフトバンクの最強オーダーは果たして――。