二軍行き楽天・安楽 “練習で疲れてしまうレベル”

2015年02月12日 16時00分

大きな荷物を担いで移動する安楽(左)

 楽天のドラフト1位ルーキー安楽智大投手(18=済美)の二軍行きが11日、正式決定した。今後は沖縄本島の金武町に移動する一軍とは離れ、久米島に残って鍛え直すことになる。

 大久保監督が安楽に試練を与える決断を下したのは「まだまだ(一軍で活躍するためには)準備期間が必要。疲れも出ている。鍛える体力をつくってほしい」との考えから。高校時代から密着し続けてきた担当の山下スカウトも同意見で「ブルペンの後、安楽は『疲れですかね』と言っていたが、それが今の実力なんだと分からないとダメ。一度、ケチョンケチョンになった方が大きく成長する」と声を大にする。疲れから思うようなボールを投げられないのではなく、練習で疲れてしまうレベルであることを自覚すべきというわけだ。

 4日朝の声出しで「開幕一軍」と「新人王」を目標に掲げた安楽だが、現実は厳しい。最速157キロを誇り、潜在能力の高さは誰もが認めるところながら、山下スカウトは「彼はケガはあったものの、まだ本当の意味での挫折を味わったことがない。(今回の二軍行きは)安楽にとっては良かったと思う。一軍の選手を実力でねじ伏せるだけのボールを投げられるようになって上がってきてほしい」とも訴える。

 まだ安楽のプロ野球人生は始まったばかりだ。山下スカウトは「こっち(久米島)に残ればじっくりと話す時間もある」と話し、気持ちばかりはやるルーキー右腕の心のケアにも取り組んでいくという。