不振の澤村「中継ぎ起用」も

2012年09月05日 18時04分

 順調にVマジックを減らしている巨人。気になるのが不振に悩む右腕・澤村拓一(24)だ。4日の阪神戦(甲子園)、6回3失点でマウンドを降りた。澤村には“中継ぎ降格プラン”が急浮上している。

 試合後、話題が澤村に移ると原監督の表情から笑顔が消えた。渋い表情で「ストライクを取ることに一生懸命になりすぎている。あれではプロの打者と勝負を楽しめない。もう少し(投球の)精度を高めないと」。

 川口投手総合コーチに至ってはあきれ顔で「全然ダメ。最悪。真っすぐしかストライクが入らないんだから、そりゃ狙い打ちされるよ。澤村という投手は相手に知られているわけだから(先発として成長するためには)球種を増やすとかして、マイナーチェンジしていかないといけない」と苦言を呈した。

 またも2桁勝利に届かなかった当の澤村は「これ以上足踏みするわけにはいかない」と言葉少な。ここへきてそんな澤村の先発としての能力に疑問を投げかける関係者も多く、中継ぎへ配置転換される可能性があるという。

 きっかけは5回12安打5失点のメッタ打ちを食らった、前回登板の8月28日の中日戦だ。昨季から相性が良かったはずの中日に打たれ始めたことで、川口コーチは「まずはシーズン優勝が目標だが、こちらとしてはCSで誰を投げさせるかも考えないといけない」。もちろんその相手は宿敵中日を想定している。そこで首脳陣が温めているのが、CSでの澤村の中継ぎ起用プランだ。

 首脳陣の一人は「澤村は長い回を投げるとどこかでボロが出てしまうが、短い回ならきっちり抑える。短期決戦では、そういう彼の特徴を最大限生かす使い方も選択肢。中日はその方が嫌かもしれない」と明かした。

 CSまでに何とか信頼を回復したいところだが…。この調子では中継ぎ降格は免れないかもしれない。