ブランコの高騰恐れる中日

2012年09月08日 18時00分

 中日のトニ・ブランコ内野手(31)のバットが止まらない。4日の広島戦(ナゴヤドーム)では満塁弾を含む2本塁打5打点の大暴れ。左手甲の骨折が癒え、8月28日に一軍復帰してから10試合で33打数11安打、5本塁打、13打点(7日現在)と打ちまくりだ。

「アグレッシブに行っているのが良いと思う。満塁の場面はホームランを打ちたいと思っていたので打ててうれしかった」と白い歯をのぞかせて喜んだブランコ。しかし、そんな頼もしい主砲に球団は複雑な心境でいる。ペナントレース、さらにクライマックスシリーズと続く大事な時期に調子の上がってきたことは大歓迎なのだが、その一方で来季への契約で不安がよぎっているからだ。

 ブランコは単年契約。「まだ来年についての契約は検討していないが、この先、どんどん打っていけば残ってもらいたいとなる。ただ、そうなったら他球団だって欲しがるんじゃないか。5億、10億と出されたらどうしようもない。外国人選手は球団に忠誠心があるわけじゃないから」(球団幹部)。先を見ると大喜びはできないようだ。