阪神・福留孝介外野手(37)が6日、今キャンプ初の特打で226スイング中、驚異の67発の柵越え弾をブチかました。契約最終年の今季、背水の気持ちで挑む男は「今は自分でしっかりと考えながらやっている」ときっぱり。見守った掛布GM付育成&打撃コーディネーターは「良かったころの打撃を取り戻せている。首位打者も休養を取りながらの110試合なら夢ではない」と太鼓判を押した。

 その福留はこの日、キャンプ視察した侍ジャパンの小久保監督に「(代表として)呼ばれるように頑張ります!」と西岡らとともに立候補したという。ワールド・ベースボール・クラシックなど日の丸を背負った代表試合には実績もある福留。全盛期からは衰えたように見られてきたが、まだまだ自信はあるのだろう。

 小久保監督は「3月(の対欧州代表戦)はないが、11月の『プレミア12』は日本が勝つために必要と判断した場合は(選出も)ある」と答えた。今季の福留は史上最年長の首位打者取り、そして侍ジャパン入りとどこまでも貪欲だ。