松坂にチーム内から「気遣い無用」要請

2015年02月07日 11時00分

人目を忍んで打撃練習する松坂

 ソフトバンクの松坂大輔投手(34=前メッツ)にチーム内から「気遣い無用」要請が出た。9年ぶりの日本球界復帰となる「平成の怪物」は連日大きな注目を集め、松坂が動けば大挙した報道陣も一緒に移動するという状況。そんな光景が日常化していることもあり、松坂はチームメートへの影響を考慮し、練習時間や場所などに気遣いを見せている。

 だが、若手選手たちにとっては、そんな配慮が松坂と距離を縮める上で“壁”になっている。宮崎キャンプにA組参加している捕手の拓也は「松坂さんが僕らに気を使ってくださるのが申し訳ない。こちらとしては逆に気を使います…。松坂さんは僕らの憧れの存在。もっと堂々としてもらったほうが、こちらも接しやすいです」と率直な気持ちを吐露する。

 キャンプ3日目には、こんなこともあった。ベテランの松中から「バッティング練習をやりたかったら、やっていいよ」と声をかけられたものの「もう少し後になってからやります。迷惑にならないように…。ひっそりとやらしてもらいますんで」と遠慮したのも、他の選手の目を気にしてのことだろう。ようやくバットを手に大好きな打撃練習に臨んだのは、第2クール初日の5日になってから。それも全ての練習メニューが終わってから、人目を忍ぶように室内練習場で行った。

 そもそも身勝手なタイプではないが、必要以上に遠慮していては、かえって周囲に“よそよそしく”映ってしまいかねない。鷹ナインは一日も早く松坂が胸襟を開くことを願っている。