福留よ不良債権呼ばわりした奴ら見返せ

2015年02月06日 11時00分

福留(右)にアドバイスする得津氏

 不振からの完全復活を目指す阪神・福留孝介外野手(37)が今キャンプで順調な仕上がりを見せている。藤浪、西岡らに注目が集まる中、静かに調整を続けているベテランだが、元ロッテコーチで福留のPL学園の先輩でもある本紙評論家の得津高宏氏が「“不良債権”とバカにしたファンに10倍返ししてやれ!」と猛ハッパをかけた。

 

 阪神に移籍して、この2年間の福留は不振と故障で精彩を欠いた。昨シーズン後半から勝負強さを発揮し、何とか体裁を保ったものの、全盛期には程遠い内容だ。そんな福留にとって、今年は3年契約の最終年。また不振に泣けば「クビ」も…という相当の決意でキャンプに臨んでいる中、PL学園の先輩で「福留のことは中学校のころから知っている」という得津氏が猛ハッパをかけた。

 

「福留は去年、打てなくてファンから“不良債権”とバカにされてその後、二軍落ちしただろ。あの悔しさは絶対に忘れてはいけない。阪神では“よそ者”だったから温かい応援は少なかった。“よそ者”は生え抜き以上に結果でしか見返せない。去年の秋から調子を出してきたのも“不良債権”と言われた、その悔しさがあったから。今年はそれを10倍返しにしないといけない!」

 

 ネット上で心ないファンから何度も「不良債権」と酷評された福留。得津氏もそれを見るたびに腹立たしい思いだったという。が、プロは結果を出してナンボの世界。輝かしい実績を持つ福留でも結果を出せないなら容赦されない。では、今季どこまでの数字を残せば世間を納得させられるのか。

 

 得津氏は「福留は首位打者を取りたいと言っていたから打率は3割3分、100打点、20発は打たないと…。打順は3番とか言われてるけど、私は彼に去年と同じ6番で結果を出してほしい。実は6番が一番チャンスが回ってくる。ここでいい仕事をしてほしい」と話した。4番ゴメス、5番マートンに続く「恐怖の6番」で勝負しろという。

 

 福留にとって今年はクビがかかるだけでなく、若手の台頭も警戒しないといけない。その相手は高卒2年目外野手の横田。得津氏は「掛布(GM付育成&打撃コーディネーター=DC)と平田(ヘッドコーチ)が『横田が面白い。オリックスの糸井になる』と何度も言っていた。できたら早く使っていきたいのだろう。福留もこの1年が勝負になる」と話した。

 

 第1クール最終日となった4日は掛布DCから「非常にいい状態でやれている。反対方向への打球の精度がいい」と絶賛され「いろいろと探りながらやっていきたい」と話した福留。得津氏の猛ハッパにも応えられるか――。