オリックスが、新加入の中島裕之内野手(32=前アスレチックス2A)の“モヒカングッズ”を検討している。「今、中島のグッズ展開を考え中なんだけど、今の彼のトレードマークになっているモヒカンを入れたデザインにしようと思っているんだよね」と球団関係者。1月30日のチーム合流で周囲の度肝を抜いた中島の髪形を早速“活用”しようというのだ。

 これにはグラウンド内外で中島の評判がいいこともある。宮崎キャンプではすべてのメニューで軽快な動きを披露。守備練習では前日1日の遊撃に続いて、2日は三塁を無難にこなし、森脇監督も「遊撃、三塁、一塁は十分自分の中で準備してきているのだろう」とうなった。

 早くもオリックスの一員としての違和感もなく、キャプテンの糸井は「あいつはもうチームになじんでるやん」と話す。ファンサービスにも熱心で、この日は若い女性を中心に約200人のファンにサインと写真撮影に30分以上をかけ、帰りのタクシーに中島が乗り込む際にはファンから拍手が起こったほど。球団サイドは、そんな中島の“象徴”であるモヒカンヘアを題材にしたグッズなら売れるはず、とソロバンをはじいているわけだ。

 商魂たくましいオリックス。「最初はタオルにモヒカンヘアの中島の絵を入れるっていうのは、どうかなと思っている」と別の関係者は言い、さらにTシャツや文房具などにプリントするグッズ展開も視野に入れているそうだ。