阿部&村田ブルペンで投球練習 原監督の狙い

2015年02月03日 16時00分

豪快なフォームで投げ込む村田。澤村(右)も視線を送った

 巨人・原辰徳監督(56)がダブル主砲に“仰天特訓”を課した。宮崎キャンプ2日目、阿部慎之助内野手(35)と村田修一野手(34)が向かったのは、なんとブルペン。マウンドに並んで立った2人は、捕手を座らせ、投手さながらの本格的な投げ込みを敢行した。超異例ともいえるメニューの狙いは…。

 

 阿部は直球中心に多彩な変化球まで披露。「前田さんのナックルカーブいきます!」とその場に居合わせた本紙評論家・前田幸長氏が現役時代に得意としていた決め球まで披露し、ブルペンに居残っていた約50人の観客を喜ばせた。最後の40球目は「右打者の危険球!」。この日最速、140キロ超の“ビーンボール”が柳ブルペン捕手のミットに突き刺さった。

 

 一方、村田は投手経験がほとんどないといっていい阿部とは異なり、松坂世代の一員として甲子園を沸かせた東福岡の元エース。「17年のブランクは厳しいなー」と叫びながらも、様になったフォームで直球、スライダーと軽快に投げ込んだ。

 

 村田が残り10球となったところで、先に投球を終えた阿部が「オレが捕っていい?」と久々にミットを構えた。村田も「あのバッテリーはもう一生見られない」と興奮した黄金コンビに、観客からは大歓声が上がった。

 

 笑顔で投げ終えた2人は、口を揃えて「疲れた~」。阿部は「いまさらだけど、投手の気持ちと大変さが分かったよ。いい勉強になりました」。横浜(現DeNA)で牛島政権時代に同様の特訓を経験したことがあるという村田によれば、今回は原監督から「取り入れてみたらどうだ?」と言われたという。

 

「傾斜のあるマウンドで投げ込むことで下半身の使い方がうまくなれば、打撃にもプラスになる、というのが監督の狙い」とスタッフは指摘する。2人は今後もクールに1回ずつブルペン投球を続けていくという。打棒復活を期待するベテラン大砲コンビに、原監督が用意した“珍特訓”の効果はいかに。