大谷 苦手の左腕から進化の柵越え9本

2015年02月04日 11時00分

大谷はフリー打撃で快音を連発した

 日本ハム・大谷翔平投手(20)が3年目の飛躍に向け着々と進化している。

 大谷が苦手とする左投手対策に乗り出した。

 キャンプ2日目は終日野手メニュー。とりわけ周囲の度肝を抜いたのがフリー打撃だった。左右の打撃投手から計48スイングし、放った柵越えは11本。3本のバックスクリーン直撃弾あり、逆方向(左中間)への最長135メートル弾ありと技術とパワーを見せつけ最後は右中間、右中間、左中間の3連発で締めた。視察に訪れたヤクルト・小川シニアディレクター(SD)が「プロ野球の歴史の中でも能力はずばぬけている」とうなったほどだ。

 中でも目を引いたのは11本中、実に9本の柵越えをマークした左腕対策の進化だった。昨年、対右投手の打率2割8分8厘に対し、対左投手は2割2分4厘。試合終盤で登板してくる各チームのリリーフ左腕は大谷にとって厄介な相手だった。

 それがこの日の対左投手での打撃では、体が開かないようしっかり壁を作って逆方向へ。それをスタンドまで届かせた。大谷は「特に右も左も関係ない。しっかり振って(フェンスを)越えてくれればいい」と受け流したが、栗山監督も「自分がトレーニングしてきたことに対して余裕がないと打つだけになりがち。自分が向かう先を見据えた打ち方に見える」と賛辞を贈り、打者・大谷の進化を認めた。