江夏臨時コーチ歓迎態勢 虎投手陣「バッチリっす!!」

2015年02月01日 08時00分

合同自主トレを打ち上げ、談笑する藤浪(左)ら若手投手陣

 阪神投手陣が、沖縄・宜野座キャンプで臨時コーチを務めるOB・江夏豊氏(66)の“受け入れ態勢”を30日までに完了させたという。本紙は荒い気性でも知られる“レジェンド左腕”に投手陣が戦々恐々と昨年12月3日付紙面で報じたが、この“警告”をきっかけに誰もが、江夏氏について猛勉強。一転して「バッチリっすよ」との声まで飛び交っているのだ。

 

 宜野座キャンプで臨時コーチを務める江夏氏には、伸び悩む若虎投手の育成や主力投手のさらなる成長の手助けなど、様々な役割が期待されている。和田監督も「考えをはっきり言ってくれたら。経験豊富な方が来られるので、いろんなものを学んで。プラスにしていってほしい」と話していたが、その一方でチーム内には不安の声もささやかれていた。

 

 若手にとって江夏氏は両親以上の年齢。その投球を見た選手はほとんどおらず、臨時コーチ就任が決まった当初は、広島時代の江夏氏の偉大なるエピソード「江夏の21球」(1979年の近鉄対広島の日本シリーズ第7戦9回裏に投手・江夏が無死満塁のピンチを招きながらも得点を許さず、チームを日本一に導いた伝説投球)についても「江夏の20…、何球でしたっけ」という選手もいたほど。一匹おおかみで気性が荒いことでも知られる江夏氏だけに「予習しないとえらい目に遭う」と戦々恐々だった。

 

 それを本紙も昨年12月に報じたが、投手陣はそこから江夏氏について猛勉強を開始したという。「もともと(予習を)やろうとは思っていたけど、あの記事を読んで本気でやらないとやばいと思った」とは若手投手。別の投手も「もちろん『江夏の21球』は映像で見ましたし、江夏さんが出ているテレビも見ました。本も読みましたよ。ググりました(インターネットで調べた)。バッチリです」ときっぱり。手前みそながら本紙記事もあって投手陣は江夏氏の予習に熱がこもり、完璧な“仕上がり”になったというのだ。

 

「やっぱり予習してよかった。江夏さんに聞いてみたいこともできたし…。それに全く予習していない状態よりも江夏さんがおっしゃる言葉の意味がすぐ分かると思う。怒られないはず」と、ある投手は自信たっぷりの表情で話し、球団関係者からも「よかった。これなら雷も落ちないだろう」との声が出ている。あとは投手陣がキャンプ本番で“江夏エキス”を100%吸収するだけだ。