イチロー決意の入団会見「必要とされることが大きな原動力」 

2015年01月29日 17時56分

背番号「51」のユニホームを持つイチロー(中)

 米大リーグ・マーリンズと1年契約したイチロー外野手(41)が29日、都内で入団会見を行った。

 

 報道陣でごった返す中、黒スーツ姿で現れたイチローはリラックスした表情。マーリンズのデイビッド・サイモン社長、ダン・ジェニングスGMら3人の球団幹部が同席してくれたことを「ただただ恐縮している。マイアミから18時間かけて来てくれた。この機会を実現できることは通常ありえない」と感謝し「このやたら熱い思いに応えたい。この2年間、欲していたのはこれだったんだな、思う。選手として必要としてもらえること、これが僕にとって何より大切なもので大きな原動力となる」と決意を新たにした。

 

 メジャー通算3000安打まであと156本。マ軍の外野はスタントン、オズナ、イエリチの盤石の布陣がおり、“第4の外野手”のイチローにとって簡単な道のりではない。それでも「4番目は想定内。40歳を超えた野手に3番目のポジションを与えるというのはその時点でカットされる。4番目は何の問題もない。5番目はつらいけど…。それに僕はピッチャーもできますからね!」と笑い飛ばす。

 

 契約が長引き、日本復帰も選択肢にあった。そんな経緯を「ペットショップに並んでいるかわいい犬がどんどん売れて、大きな成長した犬が残っていく感じ。それでも買ってくれる人がいて忠誠を尽くす」と独特の言い方で表現し、年齢については「25歳でも41歳に見える人はたくさんいる。その反対であることができるように少しずつ前に進みたい」と現実をすべてポジティブに捉えている。

 

 オリックス、マリナーズ時代の背番号「51」に袖を通し「似合ってない? これから似合うでしょ」と笑顔のイチロー。すでに国内でメディカルチェックをすませ、2月中旬からのキャンプに備えてぬかりはない。41歳の挑戦がスタートした。