中日で山井大介投手(36)について、妙なことから不安の声がささやかれている。昨季はプロ入りして初めて先発ローテーションを1年間守り、13勝5敗とキャリアハイの成績で最多勝と最高勝率の2冠に輝いた。今季もローテの柱としての活躍が期待されているが、周囲が気にしているのは登場曲の変更だ。

 昨季の山井は、ホーム試合の打席登場曲に懐かしの人気アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の主題歌を採用した。ゴーグル姿からかつては「ウルトラセブン」のテーマ曲を使ったことはあるが「何でガッチャマンなんだ?」と、かなり話題となった。本人はなかなか選択理由を明かさなかったが、実は後輩の岡田に選曲を任せたところ悪ふざけもあっての「ガッチャマン」。結果的にプロ入り最高の成績を挙げるなどゲンのいい曲となったが、そんなラッキーソングを「(今季は)おそらく変えると思います」と発言。

 変更理由に関しては、はっきり言わないが「ファンなどには好評だったみたいだけど、関係者の中には『いい年をして、あまりにもおちゃらけ過ぎている』という厳しい声もあった。そんなことも耳に入ったんじゃないかな」とチーム関係者。その上で「野球選手はゲンを担ぐもの。普通なら変えないでしょ。本人が本当に変えたいならいいけど、結果が出なかった時に『変えなきゃ良かった』と後悔するんじゃないか」とチーム内で心配されているのだ。

 微妙な精神状態の変化で大きく結果が変わるのがプロ野球の世界。山井の「ガッチャマン問題」も決して軽い話じゃない!?