鳥谷に連続試合フルイニング出場記録“打ち止め論”

2015年01月30日 11時00分

鳥谷の連続試合フルイニングの出場記録の行方は…

 V奪回を目指す阪神で鳥谷敬内野手(33)が継続する連続試合フルイニング出場記録の“打ち止め論”が噴出している。海外FA権を行使した上で残留し、生涯虎まで決意した鳥谷にとって、こだわりのある鉄人記録だが「年齢を考えれば、いつまでも、とはいかない」との声が、あの“大物OB”をはじめ、出ているのだ。

 

 鳥谷は目下、歴代3位の1466試合連続出場記録と、遊撃手としては最長の3年連続フルイニング出場記録を継続している。鉄人の域に入った本人も「試合に出続けるというのは常にこだわってやっている。(その中で)どれだけ成績を残すかというのもあるが、どんどん続けていきたい」と最大のモチベーションにしている。

 

 そんな鳥谷に和田監督は「まだまだやってくれる」と全幅の信頼を置いているが、首脳陣の間からはこんな声が出始めている。「(周囲からは)あと2年は大丈夫だろう、とみられているけど、フルイニングについては微妙じゃないか。年齢的(33歳)にも勤続疲労が顔をのぞかせる時期に来たと思う。去年もヒザを検査したりあったから。目も衰えてくる年齢になった。大差で勝っている試合などはベンチに下げて若手を出すということをやっていくのも必要だ」

 

 もし、そうなれば鳥谷のフルイニング記録が“打ち止め”となる。球団は「5年総額20億円」(推定)もの大型契約で残留させ、今後も鳥谷中心のチームづくり方針を打ち出していた中、いきなり意外な指摘にも聞こえるが、実はこれについてチーム内では、阪神復帰2年目を迎えた“ミスタータイガース”掛布GM付育成&打撃コーディネーターの発言がかんでいるのではないか、といわれている。

 

 ある球団関係者は「掛布さんが、鳥谷について『チームのことを考えると連続試合記録は分かるが、フルイニングまではこだわらない方がいい』とか『過酷なショートで出続けるのはだんだんと難しくなってくる。今こそ若手にショートを経験させる環境をつくらないとな』と話しているんですよ。その影響もあるかも」というのだ。

 

 実際、チームは今春キャンプに鳥谷の後釜候補として3年目の北條、4年目の西田、5年目の荒木を抜てき。かつて鉄人・金本がピークを過ぎた際も連続試合フルイニング出場記録の“打ち止め論”が噴出し、チームを悩ませたが、今回の鳥谷のケースはどうなるか。