巨人キャンプ「門限10時半」にナイン悲鳴

2015年01月28日 16時00分

宮崎入りした巨人ナイン。中央左は村田、右は内海

 巨人の“管理野球化”が急速に進んでいる。球団が来月1日から宮崎と沖縄で行われる春季キャンプ中で、門限を早めるうえに取り締まりの強化を検討していることが27日、判明した。選手間ではすでに波紋が広がっており、遊びたい盛りのナインの一部からは反発の声も。また経済効果を期待していた地元からも悲鳴が上がっている。

 

 一軍メンバーはこの日、合同自主トレのため、原監督ら首脳陣よりひと足先に宮崎入りした。日程は28日からの3日間。夕方宿舎に到着した選手の多くはあっという間に私服に着替えると、タクシーに乗り込んで市内の中心部に飛び出していった。

 

 ナインが時を惜しんで街へ繰り出す気持ちは理解できる。数日前から、キャンプ中の外出が制限されるという“衝撃情報”が駆け巡っていたからだ。巨人では昨年までも一応の門限は設定されていたが、一軍については度を越えたケースを除いてある程度黙認されてきた。それが急に取り締まりを強化することになったという。

 

 チーム関係者によると、昨年までキャンプ中の門限は午前0時だったが、今年は午後10時30分厳守に変更となった。休日前でも午前0時に戻らない場合は厳罰が下されるという。白石オーナーは15日のスタッフミーティングで「盟主たる自覚と責任を持ってもらう」と異例の風紀粛正を宣言していた。今回の措置は球団トップの意向に沿ったコンプライアンス強化の一環とみられる。

 

 現場からは当然、ブーイングの嵐だ。夕食後にも夜間練習が待つ若手・中堅にとっては、門限が午後10時30分となると事実上の外出禁止措置となる。ある主力は「僕らも一応、社会人。そこまで厳しくしなくてもと思いますが…。息苦しくてストレスがたまりそう」とぼやいた。

 

 一方、宮崎の街も球団の動きに暗い顔だ。巨人ナインが、地元ネオン街に及ぼす経済効果は大きい。またこの時期は、選手に会えることを期待して街へ繰り出すファンや観光客も多い。一部主力が足しげく通うある飲食店関係者は「○○さん、外に出られないんですか…」とショックで固まってしまった。選手側も「たった2日の休前日だけではなじみの店を回りきれない」と嘆くばかりだ。

 

 球団としては、これ以上のスキャンダルや無用のトラブルは避けたいとの思惑があるのだろうが…。Gナインの“暴発”が心配だ。