阪神ドラ2・石崎“血染め投法”でアピール

2015年01月28日 11時00分

虎の“血染め投手”石崎に注目だ

 V奪回に燃える阪神に“血染めのルーキー”が出現する――。藤浪晋太郎投手(20)ら若手&中堅選手が合同自主トレのために沖縄入り。新人投手でただ一人、一軍キャンプに抜てきされたドラフト2位の石崎剛投手(24=新日鉄住金鹿島)もそのメンバーに加わったが、この即戦力右腕のアピールポイントは、何と真っ赤な「血」という。

 

 石崎は先輩選手らに交じり、緊張の面持ちで沖縄入り。同期のドラフト1位・横山雄哉投手(20=新日鉄住金鹿島)が左胸鎖関節の炎症で出遅れて二軍スタートとなった中、和田監督から「でき上がっていく課程の中で『オッ』というものを持っていた。力で押せるタイプだ」と高い評価を受けている。

 

 そんな石崎が本紙にマウンド上での“血染め宣言”だ。「僕は力がこもってくると親指の付け根から血が出るんです。それを拭くユニホームも(だんだんと)赤くなる。(甲子園の)マウンドでも血が出ると思います」。血を流しながら投げるとは穏やかではない。そうなれば、トレーナーが慌ててマウンドに駆けつけるはずだが、石崎は「昔からのことなので問題はないんです」と平然と話し、右手親指付け根にできた傷痕を眺めながら、こう続けた。

 

「昔から(元阪神、現レンジャーズの)藤川(球児)さんを尊敬していて、参考にさせてもらっています。一球に魂をかける姿勢とか。その藤川さんが昔『ボールを離す瞬間まで指先に力を込める』と話しているのを見て僕も実践するようにしました。ボールを握りつぶすイメージです。それで力がこもると、リリースした後に、人さし指が親指の付け根に刺さるようになったんです。それで流血するんですよ」

 

 いくら血が出ても投球に支障がないなら安心だが、ファンにとっては新たな感動を呼ぶことは必至。かつて「ザトペック投法」で虎の大エースに君臨した村山実氏は、苦しそうに顔をゆがめながら相手打線を封じ、ファンをとりこにした。石崎の場合は、ユニホームを血で染めながら相手を封じていくものだが、その姿は首脳陣へのアピールポイントにもなることだろう。球団内からも「ケガになっては話にならないが、それくらいの気迫を持って投げようとする点は魅力がある」との声も出ている。

 

 このオフの阪神はFA補強などに失敗し、これといった目玉がない状態。そんな中、キャンプでは“血染め投法”の石崎が一気に全国区になるかもしれない。

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