デーブ監督“意外”な逆転現象

2015年01月27日 07時30分

笑顔の絶えない大久保監督

 楽天・大久保博元監督(47)の就任時に反対の署名運動が起こるなど、前途が心配されていた楽天の営業面が、意外にも好調であることが分かった。25日には都内のホテルで同監督の激励会が盛大に開かれ、支援者の多さを大々的にアピール。敵も多ければ、応援してくれる味方もそれ以上に多いことが明らかになった格好で、結果さえ伴えばファンの支持率もさらに高くなるか。

 大久保監督の就任が発表されたのが、昨年の10月14日。当初はシーズン終了直後にも発表される予定だったが、一部ファンの反発もあり、いったんは白紙に戻されるなど二転三転した経緯がある。しかし、結局は別の後任候補の名前が出てくることもなく、当初の予定通り大久保監督の就任に落ち着いた。

 とはいえ就任発表会見当日の時点で、ネットで行われていたファンの反対署名は7000人超。それまでにも球団事務所にはファンの抗議電話や、年間シートの営業にも影響が出る事態となっており、前途が心配された。

 そして…。あれから3か月がたった今、杜の都・仙台では意外な展開となっていた。楽天関係者によると「前年同時期比で年間シートの販売数が107%、ファンクラブ会員数が108%とそれぞれ伸びています」と明かした。

 さらに14日に大久保監督が生出演した東北放送の地元スポーツ応援団「SPOTCH!」(スポッち!)が平均7・6%(ビデオリサーチ調べ=以下同)と、昨年5月の同番組スタート以来の最高視聴率をマーク。大久保監督が締めの言葉を言うシーンでは瞬間最高の10%以上をマークしたという。

 地元メディア関係者は「就任前には拒絶反応があったみたいですが、人の噂も七十五日。実際に大久保監督がしゃべっている言葉を聞いて、意外と理論派であることも分かったのでは」と分析。また前出の楽天関係者は「実際、営業でも『大久保監督になったから継続しない』という声はほとんどない」と説明した。

 当の大久保監督本人はそんな“意外な”人気について「オレが何を言いだすかと思ってみんな見てくれるんでしょう。怖い物見たさじゃない?」と豪快に笑い飛ばしたが…。それでも「オレたちは勝つしかない」と結果次第で評価がガラリと変わることは覚悟しているという。

 それにしても三木谷オーナーにかわいがられるなど、大久保監督に人をひきつける“魅力”があることは確か。人気も出て営業面にも貢献、さらに結果も…となれば、文句のつけようがない。監督就任時の「反対派」を完全沈黙させることもできるだけに、その手腕にあらためて注目が集まっている。