巨人が川相Jr.の支配下登録に躍起な理由

2015年01月26日 11時00分

川相拓也

 巨人が育成ドラフト2位で入団した川相拓也内野手(24=桜美林大卒)の支配下登録に躍起だ。ここへきて大学時代に断念したスイッチ再転向案まで浮上している。


 川相が左打ちに限界を感じたのは大学1年のときのこと。以後は右打者に専念してきたが、左のスイングをチェックした首脳陣の一人は「左であれぐらいできれば、ゼロからではなく色付けできる。スイッチをやったらいい。その方が利点がある。支配下に入る可能性が増える。そうしないと一軍にも出られないでしょ」とスイッチ転向を後押しする。


 実父の川相ヘッドも異論はない。本紙の直撃に「あらゆることをやって育成から支配下に上がっていくことを考えないといけない。左もやればチャンスをつかむ可能性も広がる。自分もスイッチをやりましたし、それでレギュラーをつかんだ。捨てることはいつでもできますから」と、うなずいた。


 球団側にも一人前になってもらわないと困る事情がある。ドラフトで入団が決まってから「やっぱりな…」「親父のコネで入ったんだろう」といった陰口が、少なからず球界やファンの間でささやかれてきたからだ。


 それでも何とか支配下登録まで這い上がってきてくれれば、悪評を一掃するばかりでなく、球団も「実力を見込んで獲った」と胸を張れる。


 父譲りの堅守には定評がある。「守備力からアピールしたい」と話す川相だが、両打ち復活こそが支配下登録へのカギとなるかもしれない。

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