西武・菊池“伸び悩み”理由はこれだった

2015年01月25日 11時00分

 高校の後輩に先を越された大型左腕は、今年こそ大成するのか――。西武・菊池雄星投手(23)が23日、西武第二球場で自主トレを公開し、早速33球のブルペン投球を披露した。オフのウエートトレの成果で95キロだった体重を100キロの大台に乗せたそうで「ピッチングはすごくいい状態できている。例年は1月のこの時期から投げ始めてという感じですが、今年はキャッチボールもピッチングも12月頭からずっとやっている。あとは打者が立ってどうかですね」と充実の表情を見せた。

 

 その才能は誰もが認めるところ。それがなかなか結果に結びつかないのは自らの中にブレがあったからだ。菊池本人も自覚しているようで「去年はシーズン中のゲームの間とかにフォームを迷っていた。今年は開幕から『これでいく!』というのを決めたい」と声を大にする。

 

 大まかに言うと、菊池が悩んでいるのは本来の肩甲骨の柔らかさを生かしたスリークオーターでいくのか、それとも故障のリスクを避け制球を重視するオーバースローでいくのかの二択。いずれも一長一短はあるが、もっともいけないのは本人が決断できないことだ。

 

 これまでも散々、悩んできた。監督、コーチと話し合うだけでなく、いまでも高校の恩師やコーチに意見を求めている。人にあれこれと聞きすぎた結果として自分を見失い、気がつけば花巻東の後輩、日本ハム・大谷にも大きく後れをとった。

 

 現在は昨秋キャンプから新任の土肥投手コーチとともにオーバースローに取り組んでいる。大輪の花を咲かせられるかどうかは、菊池の覚悟次第だ。