広島ナイン「時短キャンプ」に戦々恐々

2015年01月26日 11時00分

「時短キャンプ」の方針を打ち出した緒方監督

 広島・緒方孝市監督(46)の「時短キャンプ」の真意をめぐり、ナインが戦々恐々となっている。

 昨年の秋季キャンプでは朝9時から夜6時までの猛練習を課したが、春季キャンプでは一転。「あそこまで長い時間はやらないと思う」と長くても午後4時ごろまでと時間短縮の方針を打ち出した。

 特に新井や梵らベテランについては早出練習への参加は義務付けているものの、昼過ぎには練習を終えさせるという。

 秋に苦しい思いをしたナインにとっては朗報にも思えるが、チーム内の受け止め方はまったく逆なのだ。

「自由になった時間を選手がどう使うかを監督は見るはず。そこで自分に足りないところを補おうという姿勢が大事になる。それに気づかずに練習が終わったからといって悠長にしていたら、二軍行きになってしまうだろう。監督自身、現役のときは居残りして誰よりも練習していたからね」

 時間の使い方によって、ナインの意識の高さを厳しくチェックしてやろうというわけだ。

 秋季キャンプでは練習中に気を抜いていた松山にカミナリを落とし、700球連続でのロングティーを命じたこともあるなど見る目は厳しい緒方監督だけに、ナインにとって油断できるわけがない。

「個々の判断なので“やれ”といわれるよりも難しいかもしれない」(チーム関係者)。結果として練習時間は秋季キャンプと変わらない、むしろ長くなるかもしれない地獄キャンプを、ナインは覚悟している。