楽天ドラ1安楽は取扱注意に指定!?

2015年01月22日 16時00分

被災地で慰霊碑に手を合わせる安楽(左)

 楽天のドラフト1位ルーキー安楽智大投手(18=済美)が“取扱注意”の指定を受けた。素行に問題があるわけではないが、何とかいいところを見せようと前がかりになっているからだ。

 

 21日、仙台市内で開かれたスタッフ会議で、安楽は一軍首脳陣のいる久米島班から春季キャンプをスタートすることが決定。ドラ1右腕は「ヒジも肩も完璧に近い」と目を輝かせたが、大久保監督は「自分のときもそうだったけど、キャンプ初日から『柵越え何発』とかそういう記事に踊らされないようにしないと。(高卒の)新人が初日にブルペンに入らないのは普通」と慎重な姿勢を見せた。

 

 新人がアピールするためにオーバーワークになるのはよくあること。それに加えて安楽は大の負けず嫌い。つい最近も、西武のドラフト1位・高橋光成(17=前橋育英)がブルペン入りしたと聞いて「アイツには負けない」とライバル意識を燃やし、大久保監督が練習を視察した際にはキャッチボールで思い切り投げ込んだ。

 

 高校2年春のセンバツで計772球を投げた安楽は、その後に右肩の炎症や右腕尺骨神経まひなどに悩まされた。157キロの直球はキレをなくし、昨夏は甲子園出場を果たせなかった。そんな経緯もあるだけに、高村投手コーチは「(安楽は)ヒジとかいろいろある。トレーナーに言って無理をさせないようにしている」と、安楽に対しスローペースを貫くという。

 

 大久保監督も「安楽は強化指定選手。(シーズンの)後半に戦力になってくれればいい」と長い目で見ている。ここは一つ、首脳陣の厚意に甘えておいた方がいいかもしれない。