福留最年長首位打者へ本紙評論家・得津氏が3か条伝授

2015年01月22日 11時00分

トレーニングを行っていたハワイから帰国した福留

 2年連続の不振から再起を目指す阪神・福留孝介外野手(37)が20日、自主トレ先のハワイから帰国した。今年は米大リーグから広島に電撃復帰した黒田の攻略キーマンとしても期待されるが、自ら公約した史上最年長首位打者取りなど完全復活はあるのか。PL学園の先輩で、元ロッテコーチも務めた本紙評論家の得津高宏氏に「実現のための基本3か条」を聞いた。

 

 今年初めて公の場に姿を見せた福留は広島に復帰した黒田に言及。対戦成績では中日時代に打率3割3分、4本塁打、メジャーでも10打数4安打と現役選手では最も“キラー”ぶりを発揮している。「いいイメージはあるけど、それは昔。ただ嫌とばかり言っていられないので攻略する何かを見つけていきたい」と話した。

 

 阪神に移籍して今年が契約最終年の3年目。過去2年の不振から「不良債権」ともやゆされたが、福留は「今年は首位打者のタイトルを取りたい。メジャーでも35、36歳とか、遅くなっても取るのが普通にある」と公約。実現すれば史上最年長での首位打者獲得となるが、そのためには何が必要か。

 

 得津氏は「これから開幕に向けてキャンプから過去一番の練習量を自分に課すべき。彼の年齢になると練習量は減る。年をとればとるほど若手以上にやるべきで、それが長いシーズンのいい貯金になる。あえて自分を追い込むことが必要。あのイチローだって年々、練習量がアップしている。それをまねすればいい」という。自らをイジメまくるドMな練習量で肉体をつくり、鼓舞させろということだ。

 

 技術面では「いかに反対方向にヒットが打てるか。今年は彼も体の調子がいいみたいで、調子がいいと引っ張る傾向が出るだろうが、それは忘れてほしいぐらい意識は反対方向に向ければいい。今の首位打者の多くはソフトバンクの内川を例にしても、とにかく反対方向に打てるかがカギになっている」と力説。

 

 さらには「ほら吹きの勧め」。得津氏は「今回のようにタイトル取りを公言したのはいいこと。周囲はもういまさら…となるだろうが、いい意味でほらを吹いて自分に言い聞かせることは大事だ。かつて落合(現中日GM)も『3冠王』取りを公言して実現させた。(今後も福留は)機会があれば、何度もほらを吹いていけばいい」と推奨した。

 

 V奪回のキーマンでもある福留。その復活なくして虎のリーグ制覇はない。得津氏の「3か条」も参考にすべきだ。