中日がヤクルトの一枚岩ぶりを異常警戒

2015年01月22日 11時00分

中日が恐れるヤクルトの衣笠球団社長(右)と真中監督の日大コンビ

 中日首脳陣が「下手をしたら足をすくわれかねない」と2年連続最下位のヤクルトを異常警戒している。

 

 このオフのヤクルトの戦力補強は積極的だった。FAでロッテのエースだった成瀬善久(29)と日本ハムで遊撃のレギュラーを張った大引啓次(30)を獲得。さらに抑え候補としてメジャー通算5年で281試合に登板し、21勝11敗2セーブと実績十分の右腕ローガン・オンドルセク(29=前レッズ)も加入させた。だが、中日側が気にしているのは戦力補強の中身よりも、その背景。「あれだけ補強がうまくいったのは真中(満)新監督(44)とフロントが相当、密な関係なんじゃないか」という。

 

 ヤクルトの真中監督と衣笠球団社長はともに日大出身。中日首脳陣は「本命の宮本慎也(44=評論家)をさしおいて真中を監督にしたのは衣笠社長が高く評価しているからという話も聞く。それだけヤクルトの現場とフロントは一枚岩になっているということだろう。そうなるとこれはかなり厄介」と心配しているのだ。

 

 楽天の星野シニアアドバイザー(SA)がBクラスに沈んでいた中日、阪神、楽天で監督として優勝を成し遂げたのはフロントとの関係を密にしたことが大きい。中日・落合GMが8年間の監督時代に4度のリーグ優勝をできたのも総帥である白井オーナーの全面バックアップがあったからこそ。

 

「今年のヤクルトは違うよ」。フロントと現場の結束の力を実際に目の前で見ている中日首脳陣だけに、ヤクルトの“衣笠―真中ライン”が不気味で仕方ないようだ。