原監督がドラ2・戸根とドラ3・高木勇に“ポスト山口”の期待

2015年01月20日 16時00分

高木勇(左)と戸根

 巨人は19日、宮崎で来月から行われる春季キャンプの一軍メンバーを発表した。注目のドラフト1位・岡本(智弁学園)は二軍スタートとなったが、同2位・戸根(日大)と同3位・高木勇(三菱重工名古屋)の即戦力投手コンビが一軍入りを果たした。原監督がルーキー2人を手元に置いた理由は…。

 

 当初、コーチ陣が立案した計画では、新人投手は全員二軍スタートだった。ところが、戸根と高木勇が一軍に割り振られたのは原監督の強い意向によるものだという。ある現場スタッフは「山口が不安だからですよ」と指摘する。

 

「昨年の秋に左ヒジを痛めた山口については、二軍スタートも検討されていました。結局は一軍に割り振られましたが、首脳陣はキャンプでも無理をさせない方向です。それでも何年も投げ続けてきた勤続疲労が簡単に取れるはずはなく、再発の可能性だってある。新人2人を入れたのは、山口に代わる人材探しが急務だからです」

 

 CS惨敗に終わった昨季、原監督が最も声高に叫んだのがリリーフ陣の立て直しの必要性だった。実はドラフト会議で戸根らの獲得を強く望んだのも原監督だったという。即戦力として獲った以上、本当に使えるのかどうか早く自分の目で実力を見極めたいと考えるのは当然ともいえる。

 

 球団は今季、山口の穴を埋めるセットアッパー候補として左腕のポレダ(レンジャーズ)を獲得した。

 

 だが契約前から制球難を指摘されるなど、評判は芳しくない。山口が例年通り働けば何も問題ないが“もしも”のときに代わりが誰もいないという事態だけは避けなければならない。

 

 ルーキー2人の一軍メンバー入りで浮かび上がったリリーフ陣への危機感。今年のキャンプでは岡本の育成以上に、“ポスト山口探し”が切迫したテーマになる。