今年11月に日本と台湾で初開催される国際野球大会「WBSCプレミア12」の概要発表会見が19日、都内で行われ、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリカルド・フラッカリ会長、日本野球機構(NPB)の熊崎勝彦コミッショナー、ゲストとして日本代表・侍ジャパンの小久保裕紀監督らが出席した。
 
 4年に一度の開催となる同大会には「WBSC世界ランキング」の上位12の国と地域が参加。ランキングはトップチームだけでなく、各世代のWBSC公認国際大会における結果をポイント合算したもので決められる。
 
 第1回大会には現在(昨年11月26日発表のランキングが最新)1位の日本をはじめ以下、米国、キューバ、台湾、オランダ、ドミニカ共和国、カナダ、韓国、プエルトリコ、ベネズエラ、イタリア、メキシコの12チームの参加が決まった。
 
 大会開催期間は11月8日から21日まで。台湾では1次リーグと準々決勝、日本では開幕戦(球場未定)のほか、準決勝と3位決定戦、決勝が東京ドームで行われる。小久保監督は「日台共催になって非常に興奮している。ランキング1位の誇りを胸に、何とか世界一を勝ち取れるように最高のチーム編成で臨みたい」と意気込んだ。
 
 一方で、フラッカリ会長は2019年開催予定の第2回大会について、20年東京五輪で野球・ソフトボールが競技復帰した場合、同五輪の予選を兼ねる構想があることも明かした。「第2回大会で五輪出場の4チームを選び、残りの出場権争いは各大陸ごとで行うのがベストと考えている」
 
 また、日本代表の強化試合として「侍ジャパン対欧州代表」(3月10、11日=東京ドーム)が行われることも併せて発表された。