【核心直撃】阪神・梅野隆太郎捕手(23)が勝負の2年目を迎える。昨季は新人ながら捕手としてはチーム最多の92試合に出場。7月にはレギュラー定着を果たしたが、順位争いが激化した終盤や日本シリーズでは出番が激減した。正捕手取りに燃える梅野を直撃した。

 ――昨季は終盤に出番が激減した

 梅野:トーナメントのような戦いになって、出番が減った。それは自分の力が足りなかったからだと思います。

 ――足りない部分とは

 梅野:オフに矢野(燿大)さんとテレビで話した時も言ってもらったんですが、インサイドワークなどとは違う部分での“守備”ですね。リードを出すテンポだったり、タイムをかけて一呼吸置くタイミングだったり。

 ――夏場に激痩せしたように見えた。全試合出場するには体力面の強化も必要では

 梅野:一番落ちた時で10キロ落ちました。(入団時)85キロくらいだったのが75キロまで。そこを改善するために、今年は1月に入ってから水泳を取り入れています。泳ぐのももちろんですが、ストレッチの動きを入れながら歩行したり。体の柔らかさも体幹の強化も必要。水泳はそれに合っていると思います。今のうちに“貯筋”をつくりたい。体重は今80キロくらいになりました。

 ――打撃の調子が落ちたことも

 梅野:シーズン中、打撃フォームが分からなくなって(スイングが)小さくなって失敗しました。教わりながらですけど、そうならないように、大きいスイングのままで確率を上げられるようにしたい。

 ――将来のキャプテンとしても期待されている

 梅野:プロという中でリーダーシップは身につけないといけない。特にポジション的にもプレーにも直結すると思います。自然とそう(リーダーに)なっていけるようにしないといけないと思っています。