巨人ドラ1・岡本“神眼” 王さん級の動体視力

2015年01月18日 07時00分

ビジョントレーニングを行った岡本

 巨人のドラフト1位内野手・岡本和真(奈良・智弁学園)が、驚くべき能力を備えていた。高校通算73本塁打を放った若き大砲候補は、なんと世界の本塁打王ばりの“神眼”の持ち主だったのだ。

 巨人の新人8選手は17日、毎年恒例の「スポーツビジョントレーニング」に臨んだ。8種類の機器を使った動体視力検査で、40点満点で評価されるもの。岡本は「全部初めてだったので、難しかったです」と振り返りつつも「今も調子がいい時は(投手が投げる球の)縫い目が見えます。みんな見えていると思っているので、大した特技でもないと思う」とサラリと言ってのけた。

 通算868本の記録を持つソフトバンク・王貞治球団会長が、かつて「ボールの縫い目が見えた」と発言したことは有名な話。そんな“特殊能力”を岡本は中学時代から備えていたというのだ。

 今回のテスト結果は非公表だったが、首脳陣は胸をなで下ろしているに違いない。実は新人合同自主トレ期間中に行われている持久力テストの結果がふるわず、一部から「数字を見ると(高校時代に)よくあれだけの本塁打を打てていたな」という声が上がり始めていたからだ。

 上体起こしを30秒間に何回できるかを測る腹筋持久力テストでは、29回の岡本は8人中5位タイ。トップは育成2位の内野手・川相(桜美林大卒)の36回だった。さらに、シグナル音に合わせて20メートル走を繰り返す「Yo―Yoテスト」も2200メートルで全体の4位。伊藤トレーニングコーチの評価も「そこそこです」というもので、これまた3280メートルをマークしたトップの川相に大きく差をつけられた。つまり、高校通算73本塁打を記録した秘訣が「どこにあるのか」と首をかしげられても無理はない状況だったわけだ。

 だが、王会長並みの眼力の持ち主…ということなら合点がいくはず。岡本は今後「プラスになることをコツコツやっていきたい」と、今回学んだ動体視力を維持、向上させる練習法に毎日取り組んでいく構え。“驚異の目力”はさらに強力な武器となりそうだ。