掛布DCの“褒めまくり指導”で西岡再生だ

2015年01月17日 16時00分

掛布DC

 V奪回を目指す阪神が掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(DC=59)の一軍キャンプでの“褒めまくり指導”に期待を寄せている。それによって、二塁の定位置奪還に燃える西岡剛内野手(30)を再生してほしいというのだ。

 

 掛布DCは16日、西宮市内のホテルで行われた合同スタッフ会議に出席した。今春のキャンプでは序盤の1週間、沖縄・宜野座で行われる一軍キャンプで指導することになっており、和田監督も「短い期間になるかもしれないが、いろいろ助けてもらえると思っている。質問にきたらしっかり答えてくれる方。期待しています」と話した。

 

 そんな掛布DCに対して、チーム内からは「昨季ケガや日本シリーズの守備妨害など、とにかく乗れなかった西岡だが、やはり戦力としては不可欠。今季は好スタートを切ってもらわないといけないし、そのためにもキャンプ序盤から掛布DC得意の褒め言葉で西岡をノリノリの状態にしてもらいたい」との声が出ている。

 

 掛布DCの“褒めまくり指導”には昨年の実績がある。

 

 プロ入り以来、伸び悩んできた伊藤隼など、多くの若手に成長のきっかけを与えた。「掛布DCはとにかく選手の長所を見つけて褒めまくる。選手もその気になるから練習を楽しみながらドンドンする。アドバイスも分かりやすいと好評」(球団関係者)。それを西岡にも、というのだ。

 

 西岡はこのオフの「二遊間で勝負したい。出られないなら控えでもいい」発言で周囲から「自分の都合ばっかり。三塁手の練習もやれ」と批判的な目を向けられている。そんな状況で、ただ厳しいだけの指導をすればへそを曲げてしまう危険性がある。

 

 ロッテ時代から「うまく操縦すれば絶大な力を発揮するが、気持ちを切らせてしまうと操縦が難しい」(ロッテ元球団幹部)といわれてきた西岡だけに、掛布DCの“褒めまくり指導”でやる気をそぐことなく、向上させてほしいと球団サイドは考えているわけだ。

 

 これには掛布DCも笑顔で快諾した。「乗せてあげたいですね。ええ、頑張ります。いいスタートを切らせたい? 去年も(西岡が)二軍に来たタイミングで話はしていますしね。このオフも少し話はしています。順調に来ているみたいだし、まずは状態をチェックして。西岡君からも『何かあったら話を聞かせてほしい』とは言われていますから」。宜野座キャンプではミスタータイガースの西岡への“褒めまくり指導”に注目だ。