オリックスの新人合同自主トレが神戸市内の球団施設で行われている。即戦力の期待が高いドラフト1位・山崎福也投手(22=明大)もキャンプに向けて汗を流す日々だが、そんな左腕はグラウンド外でも注目を集めている。

 それは連日、続けるファンへの“神対応”。16日も寒空の下、サインや写真のために並ぶファン一人一人に丁寧に応じ、何度も並ぶファンにも嫌な顔ひとつせず笑顔。話しかけられても「そうなんですか」と熱心に聞き入り、最後は「ありがとうございました」とファンに頭を下げるのもお決まりだ。山崎福は「大学の監督に私生活もきちんとしろと言われていたので」と事もなげに話すが、実に謙虚で人気も高まりそうだ。

 しかしながら、チーム内からはこんな声が出ている。「プロとしてファンサービスは大事なことだけど、全部が全部まともに受けるのは良くない。寒い中、長時間外にいれば当然体も冷えるし、自分のためにも適度なところで切り上げないと、これから大変になる」と球団関係者が心配そうに話す。別の関係者も「球団としてファンサービスを推奨しているし、今すぐやめろとは言わないけど、大事なドラフト1位。これで調子を崩したりしたら、それこそ本末転倒になる。やんわりと断る術も身につけてほしい」と複雑顔。

 実際、山崎福には球団関係者から「今はいいけど、シーズンに入ってからはもっと自分のことを考えてね」と“指導”も入ったとのことだが…。“神”すぎるゆえに思わぬ展開となってきた!?