阪神・吉田元監督「今の西岡より上本の方が上」

2015年01月16日 16時00分

中村GM(左)、元監督の岡田氏(右)ら「天地会」メンバーと乾杯の音頭を取る85年日本一監督の吉田氏

 甘やかすな! 今季背水イヤーの阪神・和田豊監督(52)が二塁レギュラー奪回に燃える西岡剛内野手(30)の起用法で大物OBから“ダメ出し”された。声の主は1985年日本一監督の吉田義男氏(81)で、和田監督が西岡の「二遊間で勝負したい。出られないなら控えでもいい」発言を受け、二塁手で競争をさせることに異議を唱えたのだ。

 

 15日、阪神の1985年日本一と87年の最下位を経験したメンバーで集う「天地会」が兵庫県・有馬温泉の料理旅館「旅籠」で行われた。和田監督は所用で2年連続の欠席となったが、大物OBで日本一監督の吉田氏は「和田監督には無難にやるな、と言いたい。自分が思うようにやって力を出してほしい。とにかく勝たないとアカン!」と猛ゲキを飛ばす一方、若手の起用に「去年のように勝ちたいからといって(捕手に)藤井とかを使うんじゃなくて(成長株の)梅野をずっと使ってほしい」と注文を付けた。

 

 ここまでならある意味例年通りの吉田氏のハッパ。だが、西岡が「二遊間で勝負したい。出られないなら控えでもいい」と発言したことに話題が及ぶと、表情はより厳しくなった。「セカンドといってもなぁ…。(正二塁手となった)上本の成長を無視するわけにいかん。まだサードで挑戦というのなら分かるが…」と話し「(和田監督が)過保護になってもアカン! 今の西岡ならセカンドは上本のほうが断然上。西岡を生かすならサード。そこでもう一度挑戦させないといけない。西岡にはしっかりノルマをかけて突き放していかんと勝てない!」とかみついた。和田監督はこの西岡発言を歓迎し、今春キャンプで上本と二塁レギュラーの座を争わせる気でいるが、日本一監督はこれに“ダメ出し”したのだ。

 

 西岡発言については、すでにチーム内でも「あの発言は要するに二塁しかやりませんよという監督に向けた圧力。ナメられている」と物議を醸しているし、ある球団関係者は「あまりうまくいっていない鳥谷と西岡との関係もある。このまま西岡を甘やかすと鳥谷にも不満がたまる。チーム的にも良くはないんです…」と心配そうに話す。

 

 そこへ加えての日本一監督の大物OB・吉田氏の発言。和田監督がどう反応するか、注目だ。