森福被弾でソフト9月黒星スタート

2012年09月02日 14時25分

 最悪の9月スタートになってしまった。ソフトバンクが1日の日本ハム戦(ヤフードーム)に1―3で痛恨の競り負け。打線は4試合連続の1得点に抑えられ、同点の9回に森福が小谷野に決勝2ランを被弾。チームは8月に今季最多の7連勝を飾り逆転Vを視界にとらえたが、そこから2勝4敗2分けと波に乗り切れていない。優勝戦線に踏みとどまれるか、正念場だ。

 

 1―1の同点で迎えた9回、まさかの悪夢が待っていた。一死一塁。この回からマウンドに上がった森福は、高目の直球を小谷野に完ぺきにとらえられた。打球は高々と舞い上がり、左翼スタンドへ突き刺さった。


 絶対に勝ちたい試合だった。本拠地・ヤフードームで、相手は田中、糸井の両主力が離脱した“手負い”の日本ハム。さすがの秋山監督も試合後「詰めが甘い。それだけだ」とだけ話して会見を切り上げると、手に持っていたファイルを叩き付けて怒りをあらわにした。


 決して悪い展開ではなかった。この日の先発・陽耀勲は、5回に自らの失策から失点したものの、5回を投げ3安打2四球1失点。台湾から来日した両親の見守る前で、いまやリーグを代表する選手となった弟・陽岱鋼との兄弟対決を2打数無安打1四球に抑えるなど試合を作った。6回から8回は、藤岡と柳瀬の同期コンビが1人の走者も出さないパーフェクトリリーフ。味方の勝ち越しを待った。


 しかし、打線にあと1本が出なかった。初回に内川の適時打が飛び出して勢いよく先制したが、それ以降はチャンスを作っても本塁が遠い。結局、相手を上回る7安打を放ちながら9残塁で1点しか奪えず、これで4試合連続の1得点となった。8月に入って打線の調子が上向き、8月日からの長期ロードを6勝2敗1分けで勝ち越し。本拠地に戻ってさらなる加速が期待されたが、得点力不足に悩まされていたころの状態に逆戻りしてしまっている。


 前日の試合で死球を受けたペーニャに代わって4番・指名打者でスタメン出場した主将の小久保が打線を代表してこう話した。「1点では救援陣に負担をかけてしまう。森福は悪くない。1点で連勝しようなんてムシがよすぎる」。


 またしても首位・西武とのゲーム差を縮められなかった秋山ホークス。逆転Vへ待ったなしの状況だ。