暗黒時代知る桧山に聞く阪神「再生術」

2012年09月02日 12時00分

“脱・暗黒”なるか――。現段階で最下位こそ免れている和田阪神だが、チーム内外から「このままでは暗黒時代の再来」の声が聞こえる。何としても、それだけは回避したいところだ。


 ちなみに暗黒時代には様々な定義があるが、おおよそ1987年頃から2002年頃までのことといわれる。

 

 低迷から抜け出すきっかけすら見当たらなかった期間で、虎党にとって忌まわしい時代。その当時から現役を続ける男がいる。「代打の神様」桧山だ。“暗黒末期”には4番を任されたこともある男が“暗黒”への逆戻りを避けるべく、上位進出も難しくなった状況で選手たちがモチベーションを維持していくコツをこう明かした。


「とにかく数字を上げることに集中することが大事だと思う。それぞれが自分の成績を優先していかないといけない。打者なら打率とか。自分の仕事に集中すること」。といっても利己主義ではない。「全員がそれを追求すれば、結果としてチーム全体の力が上がる事になる。個人がそういう意識を持たないと低いレベルでの戦いになってしまう」

 

 チームが不調であることで選手個人まで集中力を乱して調子を落としては本末転倒。“まずは個人成績”というプロの原点に帰れば、結果としてチーム力も上がるというわけ。

 

 実際、桧山は今季も代打出場ながら3割6分2厘の出塁率を残すなど、チームの不振に惑わされることなく、貴重な場面で自身の仕事を全うしている。“暗黒”を知る男の金言。それを虎ナイン全員が共有できれば負の流れも変わる!?