中日・浜ちゃん「大人の投球」に心配の声

2015年01月13日 11時00分

成人式に出席した浜田(前列中央)は晴れ着姿の友人たちに囲まれ、笑顔

 中日の「浜ちゃん」こと浜田達郎投手(20)が12日、名古屋市内で成人式に出席して旧友との再会を楽しんだ。

 高卒2年目の昨季はプロ初先発で初完封勝利を挙げるなど5勝をマークしたが、シーズン終盤に左ヒジを痛め、現在はリハビリ中。そんな浜ちゃんが二十歳の誓いとして立てたのが「大人の投球」だ。

「僕が理想とするのは山本昌さん。大人のピッチングを目指したい。去年は、ただがむしゃらに投げているだけだった。腕を振ることだけを考えていてコーナーなんか狙っていなかった。これからは低めやコーナーをついていきたい」と、これまでの豪快な投げっぷりの投球スタイルからモデルチェンジするという。腕を思い切り振りすぎる投球スタイルが左ヒジを痛める原因となったこともあり「頭を使って負荷のかからないようにしたい」と話した。

 しかし、これにチーム内から心配の声が出ている。「ヒジに負担がかからないようにフォームを変えたり、コーナーをついたりするのは良いことだと思う。ただ浜ちゃんの魅力は何といってもあの躍動感のある投球。あの勢いのある投球があったからこそ抑えることもできた。あまりに大人の投球と考えすぎて小さくまとまってほしくない」(チーム関係者)というのだ。

 愛工大名電時代には、花巻東・大谷(現日本ハム)、大阪桐蔭・藤浪(現阪神)とともに「高校ビッグ3」と呼ばれた浜ちゃん。今でこそ知名度には差がついたが、中日スカウトの一人は「将来的にはあの2人にも負けない結果を出せる」と断言する。だからこそ大きく育ってほしい。大人になりすぎるのは心配でならない。「投球はまだ成人しないで」が周囲の本音かもしれない。