バース氏激白「いつかは掛布監督の下ヘッドコーチに」

2015年01月13日 08時00分

古巣・阪神への熱い思いを激白したバース氏

 2度の3冠王に輝いた阪神史上最強の助っ人、ランディ・バース氏(60)が本紙を通じて古巣への熱い思いを激白した。バース氏が在籍した1985年以来、日本一がない阪神には例年エールを飛ばしてきたが、球団創立80周年を迎えた今年は辛口批評も解禁。さらに将来の展望として「掛布監督、バースヘッドコーチ」の夢プランまで自らブチ上げた。

 

 

 お世話になったチームだからこそ、その舌鋒は鋭かった。昨年はリーグ2位に終わったものの、9年ぶりに日本シリーズ進出を果たした阪神。残念ながら日本一とはならなかったが、その理由をバース氏は「日本人選手のステップアップがなかったことだ」とバッサリ切り捨てた。


「阪神はいつも投手力はすばらしい。だからもっと打者が頑張るべきだ。阪神が日本一になった1985年には一塁手の私が54本塁打、右翼手の真弓が34本塁打、二塁手の岡田は35本塁打、三塁手の掛布は40本塁打。あれから30年がたつが、あの時のメンバーの後継者が見つかっていないことが問題なんだ」


 確かに昨季の阪神はマートン、ゴメスら外国人選手が揃ってタイトルに輝くなど大活躍。その一方、日本人野手は目立たないまま。振り返ればこの状態は昔から続いている。八木、新庄、桧山、大豊、広沢、今岡、浜中、片岡、金本、新井貴、鳥谷…と、優秀な打者がいないわけではなかったが、誰も日本一にまでには導くことはできなかった。本塁打王も阪神では86年のバース氏以来、出ていない。ここらが我慢ならない、と力説するのだ。


 さらにバース氏はこう続けた。「選手が成長できるようにコーチがうまく教えることが大事だ。私は来日する前からパワーを持っていたが、本塁打を打つ技術は日本で身につけた。当時、印象に残っているのは土井サン(淳氏=ヘッドコーチ)、並木サン(輝男氏)、竹之内サン(雅史氏=ともに打撃コーチ)。特に打撃コーチからは“流し打ちをしろ”と言われて、毎日ビデオを見てフォームを確認したよ。それを基に練習をして…。私はその繰り返しだったが…」


 パワーだけでなく技術の大切さを説く。ここまでなら、どのコーチもやってはいるが、大事なのはコーチが信念を持って徹底したのかどうか。バース氏はコーチと二人三脚で、決してぶれずに技術向上を目指してきたが、今は…。若手が育たないのもそうした現状がある、とみているのだ。