最近の巨人の特徴は“紳士たるプロテクトリスト”

2015年01月11日 07時30分

 FAの人的補償で巨人から思わぬ掘り出し物が出てくる背景には、盟主球団の真摯な姿勢もあるという。過去に巨人から提出されたプロテクト選手のリストに目を通したことがあるという某球団の編成担当者は「『獲れるものなら獲ってみろ』という感じで高給取りの主力選手の名前が外れていたら嫌がらせしようかとも思ったけど、そういうことは一切なかった」と明かす。

 ソフトバンクやオリックス、阪神といった豊富な資金力のある球団ならともかく、球界最高の年俸5億1000万円の阿部や5億円の杉内、4億円の内海(金額はいずれも推定)あたりがプロテクトから外れていても、おいそれと指名できるものではない。ただ、そんな相手の足元を見るような行動を取らないのが最近の巨人の特徴だという。

 しかし、プロテクトできる選手は28人。レギュラークラスから順に名前を書き込んでいけば、自然とリストから漏れてしまう選手も出てくる。大竹の人的補償として広島に移籍した一岡や、二軍首脳陣の評価も高かった奥村がヤクルトに指名されてしまったのは、避けようのないことでもあった。球界関係者によれば「昨年の西武は、なぜかベテラン野手の脇谷を指名したけど、もともとは将来性のある20代の投手を獲得する予定だった」という。