補強惨敗の西武が5位からの下克上宣言

2015年01月09日 16時00分

西武期待の高橋光成

 中島、小谷野争奪戦でオリックスに惨敗した西武が、ペナントレースでのリベンジを宣言している。

 今季のパ・リーグは昨季同様、オフの補強戦線で主役を張ったオリックスと日本一軍団・ソフトバンクの「2強」に他の4球団がどう食らいついていくかが大方の予想。中でも目立った補強がなく話題性も乏しい西武とロッテは印象が薄く、多くの評論家が最下位予想しそうだ。

 しかし、当事者たちは「はっきり言って今年はダメだね。ハハハ…」とギブアップしているわけではない。それどころか補強戦線で苦汁をなめた西武の鈴木葉留彦球団本部長(63)は「大型補強をしたチームが必ず勝つとは限らない。ウチにだって勝算はある」と5位からの下克上を宣言している。

 鈴木本部長はまず、伊原前監督の休養からチームを率い、今季から正式に監督に就任した田辺新監督体制に言及。「去年の監督は選手が放っておいてもできる前提で大人扱いしていた。でも田辺は選手を下からずっと見ている監督だからキャンプではもう一度、一から鍛え直していく」とした上でこう続けた。

「ウチが上位進出するカギはやっぱり投手力の底上げ。エースの岸に雄星、牧田、野上、十亀らがどう続いていくか。それに4人の投手を含む外国人6人をシーズンを通してどう回していくか。中でも台湾から獲った郭俊麟(22=国立台湾体育運動大学)は高橋光成(17=前橋育英)と2人のドラフト1位を獲ったと思っているから、それがローテーションに入って回ってくれれば、十分(優勝を)争えると思ってる」

 むしろ「ウチは注目されない方がいい」と大型補強のオリックス、ソフトバンク・松坂、デーブ楽天、日本ハム・大谷らの陰に隠れて話題にならず、他球団のマークも薄くなる展開の中で出し抜けを狙っている西武だ。