大物獲得全敗のDeNA 中畑監督の指“導”力がカギ

2015年01月06日 11時00分

就任4年目の中畑監督が書初めで記したのは…

 いよいよ本当の背水の陣だ。就任から4年目となるDeNA・中畑清監督(61)のことである。5日、球団の仕事始めに顔を出した指揮官は「優勝しかない。心の底から勝ちたい」と訴え、恒例の書き初めでは「導」と今年のチームスローガンを記した。過去3年は6位↓5位↓5位。「ダメならクビになる」ことも覚悟している。


 ただ、バックアップ態勢は万全とは言えない。懸案だったグリエルの引き留めには成功したが、目立った補強は前巨人のロペスと前ソフトバンクの左腕・岡島、トライアウト組の前オリックス・東野を獲得したぐらい。球団の財布のひもは以前ほど緩くなく、松坂(ソフトバンク)、中島、金子(ともにオリックス)の争奪戦は“全敗”だった。


 優勝を目指すためには現有戦力の底上げが必須だが、指揮官を支える一軍コーチで1年目から残っているのは馬場野手総合兼内野守備走塁コーチと川村投手コーチの2人だけ。「監督の責任をコーチが取った」(球団関係者)との厳しい声も出ており、一丸となれるかどうかも未知数だ。


 年明けにDeNA陸上部が昨年の17位から6位と大躍進したニューイヤー駅伝と、青山学院大が初優勝した箱根駅伝を観戦したという中畑監督は「勝負事はスタートダッシュが肝心。ニューイヤーは1区、2区、箱根は山で勢いがついた。開幕ダッシュをしたい」と開幕カードの巨人3連戦を制してVロードを突き進みたい考えだが、うまくいくかどうかは指揮官の指“導”力にかかっている。