リリーフ転向 澤村は巨人の守護神になれるか?

2015年01月06日 16時00分

澤村(右)とマシソン、守護神はどっち?

 リーグ4連覇のキーマンになれるのか。巨人・原辰徳監督(56)は今オフ、澤村拓一投手(26)にリリーフへの配置転換を通達した。もちろん目指すところはクローザーだが、チーム内には期待の声がある一方で、首脳陣やスタッフ間には根強い異論もある。予断を許さない状況だ。

 

 澤村のリリーフへの転向は、ここ数年チーム内で何度もくすぶっていたプランだった。昨季は途中からリリーフを任されると、先発以上の安定感を発揮して優勝に貢献。この姿が指揮官に強い印象を残すことになった。これまでは先発に強いこだわりを持つ澤村の意思を尊重してきたが、昨季はリリーフ陣が軒並み不安定だったこともあり、ついにプランを実行に移した。

 

 秋季キャンプ中に指揮官から配置転換を通達された澤村は「僕あってのチームじゃないし、その人その人の適性、ポジションというのがある。チーム状態とかもありますし、社会に出て自分のわがままが通るほど、世の中甘くない」と今回ばかりは素直に受け入れた。

 

 新しい役目はクローザーが濃厚だ。昨季の守護神マシソンは、ここぞの場面で痛打されるシーンが目立ち、首脳陣も絶対の信頼を置くまでにはいかなかった。さらに今季から西村が先発へ転向する。そのため、チーム内では「抑えは澤村で決まりだろう」と見られている。

 

 一方で気になる声も聞こえてくる。あるチーム関係者は「澤村の場合、やはり肩の不安は消えない。2012年も少し連投しただけで肩が張っていた。本人が取り組んでいるように周囲の筋肉を鍛えることで多少は負担を軽減できるはずだが、長いシーズンを乗り切れるかどうか…」と不安を口にする。その上で「開幕してすぐ澤村に故障されるのがチームにとっては一番怖い。最初からマシソンと2人で任せるのなら、最後まで機能するのではないか」(同)と“ダブル守護神プラン”を提案する。

 

 澤村本人は「クローザーになれるように頑張りたい」と新たな職場での飛躍に燃えているが…。日本一奪回を目指すチームの命運を握る守護神問題。原監督が最終的に大役を託すのはいったい誰になるか。