虎OB大豊氏「星野式、落合式導入を」

2012年09月01日 18時00分

 低迷が深刻な阪神。31日の広島戦にエース能見の快投で甲子園帰還初戦に快勝した。1937年に大阪タイガースとして球団初優勝した時の“栄光のユニホーム”に身を包んだ虎軍団だが現状は5位。虎ファンにとって歯がゆい光景に違いない。そんな中、かつてのセ・リーグ2冠王で阪神でも4番打者を務めたOBの大豊泰昭氏(48)が虎再生に向けて大提言。急性骨髄性白血病を克服した男が吐き出した熱い思いを聞け!!

 東スポ読者の皆様、お久しぶりです。僕の野球人生を振り返った「八転び七起き」の連載が終わったのが2009年3月だから、それ以来となります。あれから、僕は急性骨髄性白血病を患い、闘病生活を余儀なくされました。いったんは白血病細胞が消え、退院できたが、10年3月に再発。生きるためには骨髄移植しかなかった。しかし、なかなか僕の型にあうものはなかった。とても不安だったが、台湾にいた妹の型が完全一致することが分かり、移植できました。体調はまだまだ万全ではないが、現在は岐阜県海津市「お千代保稲荷参道」南口でラーメン、ギョーザ、シューマイ、軽食などのお店「大豊ちゃん」を経営しています。

 僕は02年シーズンを最後に現役を引退。早いもので10年近くが経過しましたが、もちろん、僕をここまでの人間にしてくれたのは野球のおかげ。プロ野球OBとして現在の球界のことは気になっている。なかでも今年、心配なのは阪神タイガース。いったい、どうしてしまったのか。少なくとも巨人、中日に続く3位にはなれる戦力を持っているだけに阪神OBとして、今の成績は残念でならない。和田監督は僕のひとつ上の先輩で一緒に戦った仲間。特に頑張ってほしいと思っていたので…。

 阪神は中村勝広さんを新たにGMに迎えてチーム再生を目指すようだが、OBの1人として言わせてもらえば、来季のスタッフには「鬼」を一軍と二軍に最低でもひとりずつは置いてほしい。一軍はヘッドコーチ、二軍では監督がそんな“悪役”になるべきだ。先日、僕はナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグ中日対阪神戦に顔を出したが阪神の練習を見ていて、ちょっとおとなしい感じがした。二軍選手はもっと徹底的に鍛えないと…。伊藤隼などは前足に壁がつくれていない。あれではホームランは打てない。そういうことも含めてやり直させないといけない。

 

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