24年目シーズンに挑むDeNAの三浦大輔投手(41)が、夢の200勝に向けて燃えている。

 三浦の14年シーズンは防御率3・04、5勝6敗の成績。それでも積み重ねた勝ち星は166と名球会入り条件となる200勝まで34勝となった。

 現役で最も200勝に近いのが西武の西口文也投手(42)の182勝。だが西口は13、14年と0勝に終わり足踏み。200勝達成は難しい状況だ。

 一方、三浦はコンスタントに勝ち星を挙げており着実に目標に近づいている。ソフトバンク入りし9年ぶりに日本に復帰した松坂大輔投手(34)も日米通算164勝となっているが、負けるわけにはいかない。

 三浦によればこの年になっても日々、成長しているという。兼任コーチをしたことで「指導するためには投手のフォームを見なければいけない。それが自分にとってためになった」と様々な投手のフォームを見るうちに効果的な体の使い方が分かったとか。

 同じ名球会の入会資格ながら、毎年のように達成者が出る打者の2000安打とは違い、20勝投手がまれになり、メジャー移籍が盛んになった現在のプロ野球で投手の200勝到達は険しい道となっているが…。

 今季2桁勝てれば現実味も出てくるだけに、三浦も気合が入っている。