阿部6年連続20号で竜粉砕

2012年08月31日 12時00分

 巨人は30日、中日戦(郡山)に9―3で快勝し、同一カード3連敗を阻止。優勝マジックを「24」とした。先発の内海は4回3失点で降板するなどピリッとしなかったが、この日は自慢の強力打線が大爆発。4回には一死から5連打で4点を奪うなど、中日投手陣を圧倒した。中でも阿部は6年連続となる20号本塁打を放つなど3打数2安打3打点と活躍し、主将の貫録を見せ付けた。


 前夜29日の試合に敗れ今カードの負け越しが決まった直後、阿部はこう話した。「苦手意識を作らないようにしないと」。中日とはCSでも激突する可能性が極めて高い。そのことを考えると、絶対に3連敗するわけにはいかない。Gの主将は強い決意でこの試合に望んでいた。

 

 阿部は5回二死一塁から特大の20号2ランを右翼席に叩き込み、竜投を完全に粉砕。「2アウトだったので思い切り振っていこうと思っていた。ちょっと詰まったけど、うまく押し込めたよ」。これで6年連続で20本塁打に到達。この調子でいけば三冠王獲得の可能性もあるが、本人は「三冠王より100打点」とフォア・ザ・チームの姿勢を崩さない。

 

 阿部は優勝のために、プレー以外でもチームのために活躍している。「ナインにマジックとかの話題を封印させてます。『1ケタにならないと意識しない』と本人も言ってますが、数字よりも目の前の一戦一戦を必死に戦うことが大事と説いてます」(チーム関係者)。今のチームには優勝経験のない若手が多いこともあり、浮き足出さないようにしっかりと目を光らせているのだ。

 

 対中日とは9月にもナゴヤドームで直接対決を控える。この日の勝利は、今後につながりそうだ。