【核心直撃】岐阜県出身の元OL・細江美沙貴さん(25)と24日に入籍した巨人・大田泰示外野手(24)が25日、ジャイアンツ球場で打撃練習を行った。伴侶を得て勝負の年となる4番候補は、本紙に来季への決意を語るとともに、自らと同じドラフト1位で巨人入りした高校生ナンバーワンスラッガー・岡本和真(18=奈良・智弁学園)へ、ドラ1先輩ならではのアドバイスを送った。

 ――入籍は一大転機となった

 大田:しっかりと自分を支えてくれる。よりいっそう、野球を頑張ろうという気持ちが強くなった。(今オフは)しっかり振り込んで今の形を崩さず、感覚を忘れないようにしたい。いつも練習でやっている量を納得いくまでやりたい。極力体を動かしていく。

 ――今季を振り返ると

 大田:後半から一軍でいろんな形で起用してもらって、いい経験ができた。自分にとっては大きな1年だった。強引なバッティングをしないように心がけていた。それは一つ段階が上がったのかな。

 ――高校通算73本塁打の岡本が入団する

 大田:一応先輩なので手本となるような行動、言動に気をつけたい。(映像は)テレビで少しだけ見ました。(バットを)思いっきり振れて、スイングスピードも速い。そしてあの体格で遠くまで飛ばせる。しかも(自分も)右打者で同じなので、いいところがあれば、ちょこっと盗みたい。ジャイアンツを良くするために、切磋琢磨してお互い成長できればいい。

 ――2008年のドラ1。当時は気苦労も多かったのでは

 大田:特にジャイアンツは…。キャンプは報道陣の多さにビックリした。一つひとつのプレーを記者の方たちが見てる。息を抜く間もない。そこは大変でした。マイペースにやろうとしてもできなかったのが現実でしたね。岡本君もいろんなことを書かれると思う。いい思いもするし、悪い思いもする。それもいい経験になると思う。

 ――自分の場合は

 大田:すぐに忘れられました。新聞は毎日毎日出てくるので。東スポは面白おかしく書くけど、ジャイアンツの記者に悪い人はいないですよ(笑い)。選手を苦しめるのは自分自身。やるか、やらないかだし。自分の言動、行動で良くも悪くも書かれる。そこは気をつけてほしい。

 ――来季はどうしたいか

 大田:キャンプでしっかりアピールすること。今持ってる自分の力を出せるようにして、オープン戦とかで自分のやりたいプレーをしたい。