中日スカウトがドラ1・野村に「1年目は0勝でいい」

2014年12月26日 16時00分

野村はやる気満々だが…

 中日のドラフト1位・野村亮介投手(21=三菱日立パワーシステムズ横浜)にスカウト陣から目標の下方修正指示だ。

 

 野村は社会人出身の即戦力投手らしく「開幕からローテーションに入りたい」「新人王を取りたい」と発言しているが、この目標が高すぎるという。スカウトの一人は「野村は開幕ローテなんかに入らなくていいよ。極端に言えば1年目は0勝だって構わない」と大真面目に話す。

 

 先発不足のチーム事情もあって野村には是が非でもローテの一角を担ってもらいたいところ。それが0勝でもいいとはどういうわけなのか。理由は野村の特色にあるという。「野村の一番の良さは、その伸びしろにあるんだよ。社会人出身だけども高卒投手のようなもの。だからじっくり大きく育ってほしい。そうすれば将来的には球界を代表する大投手になれる可能性だってある」(同スカウト)

 

 開幕からローテ入りを目指すとなるとキャンプでは、どうしても仕上がりを早くしなければならない。調整を急げば思わぬ故障につながる危険も出てくる。また新人王を目指せば、どうしても他球団の新人選手が気になってしまい、焦りにもつながる。何よりも結果を欲しがるあまり小さくまとまってしまう。それらを恐れているのだ。

 

「最初の1年は結果よりも、まずはじっくりと鍛えて勝負は2年目。それぐらいの気持ちで行ってほしい」と訴えるスカウト陣。果たして野村はどうする?