日本ハム・斎藤佑樹投手(24)が球界の声に反論した。今季は開幕投手を務めながらも、不振でまさかの二軍落ち。25日のイースタン・ヤクルト戦(鎌ケ谷)でも6回7失点で、今季二軍戦4戦全敗だ。一部からは根本的な下半身強化の必要性などを指摘されているが、本紙の直撃に独自の理論を展開して…。
――お疲れさまです。
斎藤:あ、来た! 東スポ(笑い)。
――勝ち星に恵まれていない期間から感じていたが、やせたのでは
斎藤:体重は変わっていないんですよ。やっぱり、見た目やせちゃったかなあ(車のリアガラスに映った自身の顔を見ながら)。
――精神的なダメージなのでは…
斎藤:降格になったときは自分にムカつきましたけど…。大丈夫っすよ。
――二軍戦でも結果が出ていない
斎藤:一軍でできないことも試せていると思う。
――二軍生活はどうなのか
斎藤:主に気持ちと体のリフレッシュ。投げたときの感覚とかは一軍の打者相手じゃないと得られないものですから。一軍に戻りたいですね。
――主な練習内容は
斎藤:ウエートはシーズン中も継続的にやっているんですけど、もう一度筋肉をつけて、という感じです。
――ウエートを中心にした意図は
斎藤:(投げる)スタミナをつけたかったんですよね。体を絞っているとか、筋力が落ちたからやっているわけではないです。いつもどおりやって、ですね。
――周囲からは「根本的に下半身強化をすべき」との声もあったが、走り込みは
斎藤:してないですよ。走り込んで下半身強化はオフにやること。二軍に滞在した期間でやるべきことじゃないと思いますね。
――2年目に入ってしばしば「今は進化の途中」という旨の発言をしている。目標とする投手像は変化したのか
斎藤:本当は2年目で(ローテの)中心としてやっていく気持ちだった。でも二軍落ちとか、いろいろ経験して、3年間ぐらいは“学ぶ期間”にしてもいいんじゃないかと思うようになりました。
――山田GMはかつて「3年で元マリナーズ投手の長谷川滋利氏のようになってもらいたい」と希望を口にしていた
斎藤:そうなんですか? おおっ! じゃあ、それで(笑い)。(真剣な表情になって)まあ(学ぶ期間が終わって)それからは何年も2桁勝利を続けるような投手になりたいですよね。
――今季残りの登板は期待していい
斎藤:チームは優勝、日本一を狙える位置にいますからね。大事な場面は多いだろうし頑張りますよ。